コーヒーには、生まれた場所というものがある。
エチオピアの高地。森の中や庭先に、コーヒーの木がそのまま自生している国。

1000年以上前から、人々はこの実と共に暮らしてきた。
日本の茶道に似た「コーヒーセレモニー」が、今も生活のなかに息づいているという。

今回、六甲の焙煎所に届いたのは、そんなエチオピアのイルガチェフェ地区、コンガ農協の豆だ。
イルガチェフェでコーヒーが作られ始めたのは1950年代。
1000年の歴史から見れば、まだ新しい土地だという。
それでも、肥沃な黒土と、標高2,500m付近の激しい寒暖差が、この地を特別なコーヒー産地に育てた。
川と森とアバヤ湖に囲まれた、美しい環境のなかで。

コンガ農協は、27の農協を束ねるYCFCU(イルガチェッフェコーヒー生産者組合連合)のなかでも、品質への信頼が厚い農協だという。理由を聞くと、ふたつのことが挙がった。
ひとつは、精製の管理体制。ウォッシングステーションのチームが、工程のひとつひとつを丁寧に見ている。
もうひとつは、農協と農家との結びつきの強さ。
品質に対する意識が、組合全体で共有されているということ。
ピッキングされたチェリーの粒がそろい、熟度が高いのは、そうした日々の積み重ねの結果なのだと思う。
通常はG2グレードが基本のこの農協で、今回はウォッシュドG1、オーダーメイドの選りすぐりのロットを分けていただいた。
カップに注ぐと、まずフローラルな香りが立つ。
ホワイトワインを思わせる華やかさ。
口に含めば、シロップのようになめらかな甘みが広がり、後味には明るい酸味と上品な余韻が残る。
中深煎りに仕上げたことで、その華やかさに、まろやかさがそっと重なっている。
六甲の焙煎所では、この豆も一粒ずつ、丁寧に焙煎している。
数日分のみを、焙煎しています。作り手の手仕事に、こちらの手仕事を重ねるように。

「非常に手に入れ難いコーヒーの一つ」と言われるほど、今、世界中から求められているイルガチェフェ。忙しい毎日のなかで、そんな一杯に出会えるタイミングは、そう多くはない。
川と森と湖に囲まれた、遠い産地の景色。その一杯を、今日のあなたの手元に届けたい。
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数量に限りがございますので、気になった方はぜひお早めに。
エチオピア イルガチェフェ G1 コンガ農協 ウォッシュド
中深煎り/トップスペシャルティ
生産国:エチオピア 地域:イルガチェフェ地区
生産者:YCFCU コンガ農協 標高:〜2,500m
精製方法:ウォッシュド
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